育児休業

僕は子どもが産まれて、3ヶ月育児休業をとっていました。

男性で育児休業をとる人は、日本ではまだまだ少ないですね。

僕の周りも1人もいません。

男性の育児休業取得率は3.16%(2017年現在)のようです。

国は2020年には13%まで引き上げたいらしいですが、現実ではどうでしょうね。

育児休業を取得してみて率直に感じることは、男性も取れるものなら積極的に取得した方が良いと思います。

取得したほうが良いと思う理由

育児休業を取得していなかったら、もしかしたら今だにオムツも満足に替えられないかも知れません。

また1人で面倒を見ることが、いかに大変かよく分かります。

夫と育児でケンカになるという話はよく聞きますが、うちでは仕事復帰した今でも育児で揉めることはほとんどありません。(ちなみに妻は今も育児休業中です。)

それはやはり、大変だということが身に染みて分かることで、妻と共感を持てていることが大きいです。

ケンカの原因は結局、夫婦で共感が持てないことに因るところが大きいと思うので。
(自分が思っているだけで、単に妻が我慢強いだけかも知れませんが。)

期間

個人的には少なくても1ヶ月。出来れば2ヶ月、育児休業が取得出来ると良いかなと思います。

理由としては、赤ちゃんで個人差は当然ありますが、3ヶ月目に入るまでは昼夜関係なく常に泣くからです。

何が大変って、これが大変なのです。

近くに頼れる両親も住んでいないぼくたちは、これを交代でやり続けました。2人だから何とか乗り越えられましたが、1人だったら本当にヤバイくらい辛いと思います。

2人でいても、まともな睡眠はほとんど取れなかったですから。

3ヶ月に入った頃から、夜はまとまって寝てくれるようになったので、大分楽になりました。

こうなるとまずは最初の難関をクリアと言った感じです。

なので、ここまでは常に一緒に面倒を見てあげてほしいなと個人的に思います。

また、男の僕には身をもって分かりにくいのですが、出産後1ヶ月は、母体も万全ではなく、体的にもかなり辛いようです。「少なくとも1ヶ月」というのは、こういう理由です。

取得の仕方

とは言え、「育児休業なんて会社が許可してくれないよ。」とか「言いずらい。」と言う人はたくさんいると思います。

僕の行った方法を伝えますので、参考にしてみてください。

国の制度を利用する

上で国が13%を目指していると書きましたが、国も何もせずそんなことをただ言っているわけではありません。

後押ししてくれる制度を用意してくれているので、それを活用しましょう。

出生時両立支援助成金

イクメン助成金と呼ばれている助成金があります。

これは平成28年から始まっている制度で、簡単に言うと企業が男性社員に5日以上育児休業を取らせると60万助成するよ。という制度です。

もっと細かい条件等があるので、詳しくは調べてほしいのですが、僕もこれを会社に話ました。

最近の制度なので普通に知らない企業も多いと思います。現に僕の会社の経理は知りませんでしたし。

こういうのがあると言えば、会社にも一定のメリットがあるので、取得しやすくなるのではないでしょうか。

(2017/9/5追記)

大企業の場合は、14日以上取らせる必要があります。また助成額も30万円のようです。

少なくとも2ヶ月前には相談・周知する

やはり一時的にと言えど、職場から離れるので、周囲に影響が出るのは避けられません。

だからと言って、いきなり休むのは非常に迷惑なので、きちんと関係者に周知出来るようにしておきましょう。

1週間前とかに「来週あたり産まれそうなんで、産まれたら休みください」なんて、言っても通るわけないので。

遅くても2ヶ月前には周知しておくべきだと思います。

 

一般的には安定期に入った段階で会社に報告する人が多いと思うので、その時に話せるなら話すのが良いでしょうね。

その間を引継ぎや、やれることを前倒してやっておく。という期間にあてます。

また、2ヶ月もあれば会社の上層部も人員割り当てなどの措置がとれるでしょう。

会社を辞める時と同じくらいのレベルで考えておくと良いかと思います。

 

「でも、何だかんだ言っても取りにくい・・・。」

と、思う人もいるでしょう。

僕も育児休業を取得すると言うのは、職場には迷惑をかけるので、正直に言うと「後ろめたさ」もありました。

でも、産まれたばかりの子どもと一緒にいられるのは、本当に「その時だけ」です。

僕は3ヶ月しか休みませんでしたが、出来るものならMAX1年間取得しても良かったなと思ってるくらいです。

 

仕事と家庭どっちが大事なんて、比較にも出来ないようなことを言うつもりは全くありませんが、何のために仕事をしているのかを、改めて考えるきっかけにでもなれば良いのかなとは思います。

その結果、仕事を選択したとしても、当然間違いではないです。

 

今現在、仕事に復帰して2ヶ月経ちました。

家庭との両立に悩ましい状態ですが、仕事は仕事でやはり生きていく上で避けられないなぁと、ひしひしと感じている今日この頃です。

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ABOUTこの記事をかいた人

子どもが産まれたことをきっかけに働き方を見直し、フリーランスSEになった30代の父親。 埼玉県某市在住。 妻と娘(5歳)とペット(フェレット)で、日々悩みながらも楽しく過ごしています。