ワンオペ育児が精神的に辛いのは、人として当たり前だった

今、話題になっている「お金2.0」という本を読んでみました。

 

この本はタイトルに“お金”とあるように、「お金とは何か?」や「経済の仕組み」に関する話が冒頭のメインなのですが、

そこには人間の本能も深く関係していると書かれています。

 

そこにワンオペ育児の精神的辛さに対する、1つの答えが書いてあったように感じたので、紹介したいと思います。

ワンオペ育児が辛いのは承認欲求が満たされないから

「経済は個人同士が繋がった巨大なネットワークであり、そのネットワークの中にいる人間を動かしているのは、人間の欲望・欲求である」

と著者は述べているのですが、そこに興味深い内容が書かれていました。

時代によって人間の欲望は微妙に移り変わっているようですが、自分なりに現代社会の欲望を大別してみると、①本能的欲求、②金銭欲求、③承認欲求の3つに分けられます。

佐藤航陽『お金2.0』幻冬社,2017年,p.44

 

承認欲求とか言うと、今は「SNSのいいね乞食」みたいなイメージを持たれがちですが、
ここに書かれている内容には、承認欲求とは「社会に存在を認められたい欲求」とあります。

 

また、現代は本能的な欲望よりも社会的な欲望(金銭欲求や承認欲求)の方が目立ってきているとも述べられています。

 

では、ワンオペ育児をしているという状況はどうかと言うと、子を産み・育てることで①はいくらか満たされたとしても、

閉ざされた環境の中では、圧倒的に③が満たされませんし、稼ぎがなければ当然②も満たされません。

 

これは以前「育児は辛さはどこからきているのか」を書いた記事で、妻自身も述べています。

保育園に入れるのは子どもが可哀想?「産んだからには自己責任」との狭間の中で②

 

重要なのは、これは人間誰しもが持っている欲望・欲求なので、どれか1つでも大きく欠ければ人は辛い状態に陥るということです。

 

「親なんだから仕方ない」とか「皆そうなんだから、そんなもんだ」とか、そういう次元の話ではなく、

人としての欲求が満たされないのだから辛く感じるのは当たり前で、そういった状態から抜け出したいと思うのも、人として至極自然なことです。

 

妻はたまに「私がおかしいのではないか」と自分を責める時もありますが、

そうではないということを強く言いたいですし、ワンオペ育児を長期間していたら、僕も同じ様な辛い状態になるはずです。(というか、誰でもなり得ます。)

 

辛いと思うことはワガママでもないし、おかしいことでもなんでもない

だからこそ同じような辛い思いをしている人達にも、自分がおかしいなどとは思わないでほしいと思います。

僕はこれを読んで、やはり現代社会で人が人らしく生きるためには、外でのコミュニティと関わりを持つことは必要不可欠なんだなと思いました。

 

ちなみに、子どもが可愛いとか可愛くないとかも関係ありません。

だって人のあるべき欲望・欲求なのだから。

 

今は保育園に入れる以外で妻が承認欲求を得る機会を作る手立てが見当たらないので、是が非でも保育園に入れたいと考えていますが、それ以外でも手段があれば良いのになと思います。

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子どもが産まれたことをきっかけに働き方を見直し、フリーランスSEになった30代の父親。 埼玉県某市在住。 妻と娘(5歳)とペット(フェレット)で、日々悩みながらも楽しく過ごしています。